ナチュラル│澱粉は完全食物

澱粉は完全食物
 つい最近になって、炭水化物食品に関する、新しい、より正確な見解があらわれ始めた。複合炭水化物はプレミアムつきの、非常にすぐれた栄養素だという、妥当な見解である。澱粉はじつは、完全食物である。おいしく、消化しやすく、効率がいい、クリーンなエネルギー源だ。澱粉が肥満のもとになるのは、①脂肪と一緒に食べる、②運動しない、という二つの条件のいずれかがついたときだけなのだ。
 ほとんどの人の味覚は「澱粉と脂肪のコンビネーション」を好むように慣らされている。パンの中身と表面にバターを使う、ポテトにはバターとサワークリームを添える、パスタにはバターとクリームと油をつけるなどなどである。そんなふうにして食べればカロリーも高く、食べすぎれば太るのは当然のことなのだ。
 よく体を動かす人が、あまり脂肪分を使わずに澱粉を食べる習慣を身につければ、相当量を食べても何の心配もいらない。澱粉から生じるカロリーはエアロビック(有酸素)運動をすることによって簡単に燃焼してしまう。主食は複合炭水化物(玄米など)にすべきであり、その割合は全消費カロリーの40~50%が望ましい。
 白い小麦粉や白米のような精製炭水化物も、全粒粉や玄米と同じく、すぐれたエネルギー源である。ただ、複合炭水化物と違うには、ある種の成分が失われているということなのだ。重要な繊維源であるふすま、ビタミンを初めとする各種の栄養素が含まれている胚芽が、精製の過程で失われてしまう。良質の無漂白粉でできたものなら、白パンを食べてもいっこうに差し支えない。とくに、他の全粒食品と一緒に食べれば、まったく問題ない。