ナチュラル│空気と呼吸.1

クリーンエア・ゾーンをつくる
都市の空気が年々汚染されていくのを見ていると、いずれは瓶入りの水と一緒に瓶入りの空気を買う時代がくるのではないかと考え込んでしまうことがある。地球には大昔から噴火・山火事・砂嵐など、自然の営みによる空気汚染が存在したが、水の場合と同じく、いま問題になっているのは自動車の排気ガスを含む、人間の産業活動から排出される毒物の存在である。そうした排出物を減少させる技術はすでにできているのだが、産業側は強制されないかぎりその技術を使うことには同意しないし、汚染防止法はつねに限定条件つきで、この状況を救済するには遅きに失しすぎている。その上、われわれは世界の森林を破壊することによって、状況を一層ひどいものにしている。
汚染した空気は醜悪であり、健康にたいする恐るべき脅威である。ありとあらゆる呼吸器系疾患のリスクを高め、免疫を弱め、がんになる機会をふやす。空気汚染への唯一の解答は強力な環境保護政策と法律だが、この問題に関する一般の関心は恐ろしく低く、政府は産業に見方しがちである。一番良いのは、HEPAフィルターと呼ばれる空気清浄機を設置することをお勧めする。たとえ家の外の空気が汚れていても、家の中だけでもきれいな空気にしておくべきである。