ナチュラル│空気と呼吸.3

呼吸の神秘
プラナヤーマーの考えで興味深いのは、呼吸を生命エネルギーの近くできる側面としてとらえるところにある。深い呼吸をすれば、それだけ生命エネルギーが濃縮され、それだけ生命力が高まると考える。霊、もしくは生命力としての呼吸という、あの神秘的な考え方である。「ミステリー(神秘)」「ミスティック(神秘的な)」ということばは、「秘儀」、つまり一般の目からは隠された「秘伝の伝授」を意味するギリシャ語に由来している。神秘は経験できるものであっても説明できるものではない。経験するものが神秘なのである。
そのような意味で、呼吸は神秘的である。

「不随意」機能を動かす
呼吸とは、いくつかの意味で非常に特殊なものである。呼吸は意識的にもできるし無意識でもできる、人体に唯一の生理機能である。つまり、完全な随意機能であるとともに、完全な不随意機能でもある。なぜなら呼吸は、それぞれ随意神経系と不随神経系に属している。二つの異なった神経に支配されいるからである。呼吸はその二つの神経系をつなぐ架け橋なのである。

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