ナチュラル│自然療法.2

短期断食のポイント
◎必ず大量の水を飲むこと。
◎エネルギーを温存すること。
◎保温に注意すること。
◎食べ物や、食べている人を見ないようにすること。
◎分別ある復食をすること。
断食期間が終わったら、少量の野菜ジュースは果物ジュース、ごく少量の軽く、あっさりした食事から復食をはじめる。いきなりピザ屋に駆け込むのは病気になりに行くようなものである。
汗をかく…十分な水の補給さえあれば、汗をかくことは、体がさまざまな毒を排泄する、自然の浄化である。乾式や湿式のサウナで健康な汗をかくのもいい。きれいな水をたくさん、頻繁にのむことを忘れないように。
◎汗をかき終わったら安静にすること。
◎汗をかき終わっても水をのみ、尿をたくさん出すこと。
蒸気吸入…蒸気の吸入は呼吸器系の症状、とくに胸部の鬱血、気管支炎、気管支炎のせき、咽頭炎、副鼻腔炎などにはすぐれた治療法である。
鼻洗法…鼻洗法は塩水で鼻道を注ぎ洗いする方法である。
うがい…うがいは手軽にできて、のどの痛みや耳の感染からくる耳閉感の改善に役立つ
温冷湿布と温冷浴…温冷湿布は簡単な方法だが、からだには優れた効果がある。一般的に、温湿布は血管をひろげて患部への血液補給をふやし、冷湿布はその反対の働くをする。感染の場合は患部への血液を増やす必要がある。急性の外傷や毒物注入の場合は、患部への血液量を少なくする必要がある。したがって、腫物・化膿・とげ・筋痙攣などには温湿布をほどこし、打撲・捻挫・関節や筋肉の外傷・虫や蛇の毒には冷湿布を施すのがいい。
手当て…人間の基本的な要求としての肌の触れ合いについては、すでに紹介した。
浄化法…このところ「解毒」という考え方に惹かれている人に会うことが多くなった。添加物による害、薬物や化学製品などによる汚染等、さまざまな解毒療法への需要を生み、体を浄化すると称するさまざまな商品を作り出している。
穢れと浄化という観念は非常に強力なもので、あらゆる人に普遍的に訴える力がある。すべての文化や宗教には独自の不浄の定義があり、浄化の儀式にこころを配っている。しかし、そうした観念には基本的に非合理なものが多く、医学的には何の根拠もない不安を生み出す原因になっているということも理解しておく必要がある。
体には自己浄化システムが備わっている。汚染や毒から身を守る最良の方法は、日頃からそのシステムが快調に働くようにしておくことである。

2024年4月
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