ナチュラル│潰瘍性大腸炎

潰瘍性大腸炎
胃潰瘍や十二指腸潰瘍と同じく古典的なストレス関連症状だが、これもまたこころとの関連は軽視されはじめ、純粋な身体病だとみなされつつある。医学生はもはや、この病気にこころが主要な役割果たすという見方は学ばず、研究者はこの病気が愛煙家よりもタバコをやめた人に多く発生する理由はわからないと書いている。(私から見ればその理由は明白だ。喫煙は神経エネルギーを大量に燃焼させる。エネルギーを燃焼させていたものが入ってこなくなると、神経の興奮が高鳴り、消化障害を含むさまざまな症状を誘発するのだ)
潰瘍性大腸炎になると大腸の内壁が炎症で傷つき、血便や腹痛など多様な症状を呈するにいたる。抜本的な治療を必要とするようになることも少なくない。この病気には自己免疫が働いているが、その引き金となる因子については全く分かっていない。医師はふつう、長期にわたるステロイド剤投与を含む強力な薬剤で潰瘍性大腸炎を治療し、それに失敗すると大腸の一部、あるいは全部を切除する。潰瘍性大腸炎に近い関係にある病気にクローン病があるが、クローン病では炎症が腸の内壁の表層だけではなく、腸壁全体を損傷してしまう。クローン病は小腸にも炎症がおよび、なかなか治りにくい。
潰瘍性大腸炎もクローン病も悪化と緩解を繰り返す病気である。したがって、治療の方針は炎症を押さえつける方向にではなく、緩解を促進するような方向に向けるべきである。ライフスタイルを変えたとたんに非常によくなった患者をたくさん見ている。

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