気管支炎
刺激(とくにタバコ)、アレルギー、感染などによる気管支内壁の炎症。深く、切迫した、苦しそうな咳が症状の特徴である。愛煙家に慢性・再発性のひどい気管支炎の人がいるが、解決策は禁煙しかない。
上気道のウイルス感染が胸部におりてきて、何週間も続く気管支炎の原因になることもある。胸部から始まったインフルエンザの合併症として起こることもよくある。そうした症状に対して、ふつうの医師はすぐに抗生物質を使いたがるが、細菌感染の存在が証明されるか、疑うに足る十分な理由がある場合を除いて、褒められる治療法とはいえない。細菌性の気管支炎、または風邪やインフルエンザに続く二次感染の場合は一般に、汚れた濃黄色か錆茶色の痰や粘液を大量に分泌し、熱をともない。その痰の培養で診断が確定できる。
細菌感染がない場合の抗生物質投与はおすすめできない。いちばんいい治療法は安静にして、セージ(薬用サルビア)かユーカリを煮た蒸気を吸入することである。温かい蒸気が荒れた気管支の内壁をやわらげ、痰の分泌を円滑にし、治癒を早める。また、香りのいいハーフが細菌に二次繁殖をくいとめる。眠っているあいだ以外は、できるだけ頻繁に吸入をするといい。
痰を排出するのに役立たないカラ咳は、からだを疲れさせるだけである。鎮咳剤で咳を止める必要がある。まずはモウズイカのチンキ剤を試していただきたい。それでも咳が止まらなかったら、安全で効果的なデキストロメトルファンを含む売薬の鎮咳剤をのむ。それでも駄目なら、医師に頼んでコデインのような麻酔薬系の鎮咳剤を処方してもらう。
痰の排出をともなう咳は抑えないほうがいい。気管支の炎症で生じた産物は、排出したほうがよいからである。吸入、モウズイカ・チンキ、グアイフェネシンを含む売薬の去痰剤で、痰を出してしまおう。
アレルギー性気管支炎の場合は、原因となるアレルゲンを探して、それを遠ざけることも必要である。呼吸器を刺激するものは避け、ミルクと乳製品をとらないようにする。
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