ナチュラル│多発性硬化症

多発性硬化症
あらゆろ病気の中でもっとも難しいもののひとつである。原因も発症の経過や結果を左右する因子も、ほとんどわかっていないからだ。直接的な病変は末梢神経線維の髄鞘の、炎症による損傷であり、その結果、神経インパルスの伝導を阻害し、身体機能の障害になることである。典型的な症状は、視覚・運動力・筋肉運動の強調・排便・膀胱の調節力などが失われというかたちであらわれる。
神経の損傷に免疫系が関与していることは確実だが、多発性硬化症を単純に自己免疫として片づけることはできそうにもない。研究者たちは長い間、たとえば麻疹ウイルスが何らかの理由で免疫反応の引き金になりうることを示し、ウイルスの関与も疑ってきた。しかし、それだけでは多発性硬化症が北半球の高緯度地方に多く、赤道付近にはほとんど見られない理由は説明できない。この病気がなぜかくも多様な形態をとるのかという理由も、いまの医学では説明がつかない。初発時に一過性に症状を呈し、あとは終生、無症状という人もいる。悪化と緩解を繰り返している人もいる。坂道を転がり落ちるように急激に悪化して、死の転帰をとる人もいる。
ひとつだけ確かなことがある。ひとたび診断がつけば、この病気に対処する現代医学はほとんど無力だということだ。不治という烙印を押して患者に絶望感や無力感を与えてしまうので、現代医学はむしろ有害だとさえいえるほどなのだ。私自身は多発性硬化症を、治療しがいのある、魅力的な病気だと考えている。症状が変わり易く、安定と緩解に向かうあなどりがたい潜在力があり、ライフスタイルの改善とストレスリダクションで大幅に好転しうる病気だと見ているからだ。この病気の診断を受けて私のところにきた初診の患者には、「これを試してみなさい」と言って、つぎのような長いリストを渡す事にしている。
◎患者に「治らない」「よくならない」と感じさせるような医師の治療をうけてはならない。
◎カフェイン、アルコール、タバコから遠ざけること。それらはすべて神経系・消化管・尿管に悪影響をおよぼして、病変をより複雑なものにしてしまう。
◎タンパク質の摂取は極端にへらし。ミルクと乳製品はすべて避けること。
◎便秘が問題な人はアシドフィルス菌とシャゼンシ(車前子)を飲むこと。
◎多不飽和脂肪は一切避けること。一番搾りのオリーブ油と低温搾りのカノラ油(ナタネ油)だけを使うこと。
◎1日に2回、500mgのクロフサスグリ油を飲むこと。
◎オメガ3脂肪酸をとるために、週に少なくとも3回、イワシを食べるか、亜麻仁油を飲むこと。
◎抗酸化ビタミンとB100ビタミンB複合体を毎日飲むこと。
◎1日に1回、マルチビタミン剤を飲むこと。
◎1日に5グラムの大豆レシチンを飲むこと。これは冷蔵庫に保管しておくこと。
◎1日に2~3回、30ミリグラムの補酵素Qを飲むこと。
◎必ず定期的に運動をすること。
◎イメージ法・瞑想・催眠療法を活用して、精神エネルギーを前向きの方向に向ける。
◎鍼灸・理学療法・手技療法・ヨーガなど試して様子をみること。
◎多発性硬化症の患者で症状にうまく対処している人と知り合いになり、自分の健康は自分で守る事を学ぶこと。

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