不整脈
不整脈は無害なものから致命的なものまで含む、心臓のさまざまな調律機能異常の総称である。もっとも多い不整脈は1回だけの「飛び脈」(期外収縮。実際には心室の早すぎる収縮)と、異常に早いが規則的な脈(心房粗細動)だ。当人はびっくりするが、たいがいは心配のない良性のものである。心配な不整脈は深刻な心臓病と関連している場合で、その場合は専門家の治療を必要とする。
良性の不整脈なら、その頻度や不快感をへらすためにできることはたくさんある。まずはカフェインをやめることだ。カフェインは不整脈のもっとも多い原因であり、悪性要因である。他の興奮性薬物(ニコチン、コカイン、アンフェタミン、エフェドリン、フェニルプロパラミンなど)も使ってはならない。興奮性はないが、アルコールとマリファナも不整脈を起こしやすいので、注意して付き合う必要がある。
つぎは、エアロビック運動をする習慣を身につけることだ。心臓の健康はこれが一番いい。リラクゼーション法を実行して、不安やストレスからくる心臓の負担を軽くすることも大切だ。交感神経を鎮める効果があるので、バイオフィードバック法もお勧めだ。また呼吸法も一日に2回は実行するとよい。