気功に関する問題│配慮.1

配慮すべき問題
練功中、時間配分、注意事項など解決すべきいくつかの問題がある。それら問題について説明を加える。
(1)時間配分
①仕事を持つ者は、毎日1、2回練功を行う。半日だけ仕事をする者、退職者は2、3回とする。全日休んでいる物は、3、4回とする。
②朝、午前、午後、就寝前、休息時間で、あまり満腹でなくまた空腹でもなく、ひどく疲れていない時に練功する。
③静功は毎回30~40分とし、いくつかの動功を結びつけるか、あるいは動功のみを一渡りするか、動功の一部を行う。
④汽車や舟に乗っているときの練功は意識を集中し、散漫にならないために、全身のリラックスをはかり、丹田を意守するなどを行う。
(2)練功前、練功中、練功後における注意事項
練功前の注意事項
①まず心を落ち着かせ、今まで行っていた活動や思考を停止する。
②周囲の環境を静かにし、練功中に激しい音が発生しないように注意をはらう。
③光は、目を刺激しないようにするため強すぎないこと。空気の流れを良くしなければならないが、直風は避ける。
④局部の痛みなど臨床症状がはっきりしているものは、対症的な措置をとる。
⑤ベッド、椅子は、体に合ったものを探す。ベッドは木製がよく、椅子の高さは適当でなければならない。臀部の下に敷く座布団は、身体が真っ直ぐ保ちやすく、正しい姿勢が取れるものがよい。
⑥大小便はすましておく。
⑦襟やベルトなど身体をしめつけるものを緩める。
⑧静功を行う前に3つの保健功、叩歯、攪海、摩腹を行うか、あるいはいくつかの動功をおこない、意識の集中を図る。

2024年4月
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