帯津良一│全身の疲れ

全身の疲れ
労宮 肝臓・腎臓・首・甲状腺ゾーン
疲れは、疲労物質が体液に溜まって起こります。疲労物質が体内に溜まって起こります。疲労物質は汗や尿とともに排泄できるので、よく体を動かし、手首や足首、腰など関節周りの老廃物が溜まりやすいところにゆっくり回して「気・血」の流れをよくする運動をし、ぐっすり寝るのが一番の解消策です。腰から下だけ、40度くらいのぬるま湯に汗が出るまでゆっくり浸かる半身浴も、疲労回復に効果があります。
疲れとりの特効ツボは労宮です。労宮とは、労働・過労の「老」であり、宮は「宮廷」の「宮」で、「疲れが集まるところ」という意味の場所です。血行をよくして酸素の供給量を増やし、心臓や腎臓など循環器系統の働きをコントロールするツボです。
さらに、足の裏にある、肝臓、腎族、首、甲状腺の反射ゾーンを集中的にマッサージしたり足湯で温めたりするのも、疲れをとるのによい方法です。
どうしても疲れが抜けないときは、コンニャクで温湿布療法も良いです。使い捨てカイロなどの乾いた熱と違い、水分を通して伝わる熱の方が体内に浸透するのです。
新陳代謝を活発にし、便や尿や汗として体内の毒素を出し、肝臓・腎臓を刺激して動きをよくし、体の不調をスッキリ改善してくれます。15センチほどのミニ湯たんぽに湿ったタオルを巻き、コンニャクの代わりに温湿布をするのもよい方法です。

2024年4月
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