西野皓三│“白血球細胞”①

切り離されてもコミュニケーションをとる“白血球細胞”①
ブルース・リプトン氏はクレアさんに、クリープ・バクスター氏に会うことを勧めました。
バクスター氏は嘘発見器のパイオニアで、その後、植物と他の生き物の細胞レベルでのコミュニケーションを研究している第一人者です。
バクスター氏は、人間の身体レベルのコミュニケーションに関して、非常に興味深い実験結果を発表しています。なんと、白血球の細胞は身体から切り離されても、残された身体の白血球の細胞とコミュニケーションを続けているというのです。
彼は口から摂取した細胞を遠心分離器にかけ、白血球細胞だけを取り出して試験管中に保存し、そして、その白血球細胞を提供した人が何マイルも離れたところで恐れや怒り、興奮といった強い情動を起こすと、その試験管内の細胞がはっきりとそれに反応を見せるという事実を確認したと言うのです。
神経心理学者のポール・パーセル博士は身体に内在するエネルギーという観点からクレアさんのケースをこう説明しています。
移植手術で新しい心臓を持った人は誰でも微妙なエネルギーの大きなボールを受けます。
古代の文化は、そうした微妙なエネルギーの存在を知っており、それを「すべての生き物を生かす生命力」と見なしていました。
世界各地でこの力には100を超える異なった呼び名があります。そして、その生命パワーの中に彼らの信仰を見出しています。中国では「チー」(chi)、日本では「気」、ハワイでは「マナ」と呼ばれました。「マナ」は生命のスピリットそのものであり、記憶の蓄えられるところでもあります。
物質主義的な現代社会にあっても、私たちは「こころ」や生命エネルギーに心惹かれます。それは、生命エネルギーが私たちに命を与え、愛を成就させ、さらには死とともに身体を去っているからです。
ある医者はこのエネルギーを「第5の力」と呼んでいます。この同じエネルギーが科学者のコントロールされた実験をしばしば混乱させ、また、末期患者の“自然寛解”(spontaneous remissions)を説明してくれます。

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