西野皓三│呼吸教育①

呼吸教育はこんなに大事①
現在、学校教育の場で「いじめ」が問題化したり、青少年の凶悪犯罪が増えているのも、その元を質せば、腸管内臓系の力が衰え、頭脳が空回りするようになったからだと言えません
大脳だけが働くと、「自らの命より大切にする」という生命の大原則が失われてしまいます。その結果、他人をも平気で傷つけるという人間が生まれるのではないでしょうか。
自己の生命を大切にするという「自己愛」なきところに、本物の利他心は生まれません。自分自身を知らない人間は、他人の痛みを理解することはできないのです。
こうした風潮を防ぐためには、教育も重要な手段ですが、最も大切なのは人間本来の深い呼吸を取り戻すことです。足芯呼吸によって腸管内臓系を活発に働かせ、情動が豊かになれば、おのずから他人を尊重する気風が生まれるのです。
何度も強調しますが、人間の肺呼吸は動物筋による運動なので、何も意識することなく、勝手に動いてくれません。ある程度、意識的にコントロールすることで、より機能を発揮することができるのです。逆に「悪い環境」の中にいて呼吸を正すことを忘れていると、呼吸は次第に浅くなってしまうのです。
本能的なものでありながら、正しく導く必要があるという意味で、呼吸と言葉は似ていると言えるかもしれません。

2020年6月
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