西野皓三│“足芯呼吸”とは?

“足芯呼吸”とは?
西野流呼吸法は“足芯呼吸”がベースになっています。
“足芯”とは足の裏のことです。中国の古典に「足心」という言葉がありますが、“足芯”は西野流呼吸法独特の言い回しです。
“芯”と“心”に「草かんむり」をつけたのは、“足の裏”を実際に植物が大地に根を下ろしている“芯”として感じ取ってほしかったからです。
足芯呼吸は、イメージを併用して、その足芯(足の裏)から息を吸い上げていくような気持ちで、細く長く吸っていくのです。もちろん、実際は鼻から吸っているのですが、意識でそうイメージしながら息を吸っていきます。
何よりもまず、この“足芯”が実感できるようになることが肝心です。
初めは、おぼつかない感じがするかもしれません。しかし、イメージを描きながら全身の細胞に働きかけ、無理なく続けることが大切です。そうすれば、今までの浅い肺呼吸とはまったく違う、なめらかで深い“全身呼吸”が身についてくるようになります。
足の裏はもともと“第二の心臓”と言われ、血液の循環という意味でも要所になっています。心臓からもっとも遠い位置にある足の裏から、重力に逆らって、血液を心臓に送り返すのは大変なことなのです。
人間が生きていく最小限度のガス交換(酸素を供給して、炭酸ガスを排出)だけの呼吸ではなく、少しでも多くの能力が出せるような、より理想的な状態で生きていくには、血液の循環をよくし、細胞レベルまで効果的に酸素を取り入れる深い呼吸が必要なのです。
“足芯呼吸”は外的な刺激ではなく、意識を使って内側から“足芯”を感じ取ります。常に心地よい刺激を送り続けることで、目覚ましい効果があります。
継続して実践すれば、身体の実際の感覚として“足芯”から息が吸い上げられていくのが、はっきりと感じられてきます。頭で考え、不安がる前に、実際にやってみて身体で覚えてください。

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