西野皓三│腸管内臓系!?

現代人の「腸管内臓系」は眠っている!?
脳、ことにヒトの大脳新皮質は、生物の進化が生み出した最高傑作の一つでしょう。その見事な情報処理システムは、今日のハイ・テクノロジーをもってしても、真似することはできません。
大脳は情報処理ということに関しては、まことに優れた器官なのですが、そこには「自らの命を守るべし」という、生命にとっての第一のテーマが刷り込まれていないのです。
大脳に頼りすぎていると、大事な局面で判断は下してしまうことさえあるのです。さらに、本来、共存すべき同胞を傷つけ、殺してしまうという悲劇が繰り返されるのです。
現代の人類は、大脳が作った科学技術によって、自らが生活を営む地球をも破壊しようとしている観さえありますが、それはけっして生命進化が望んだことではないのです。
DNAは、古からの「腸管内臓系」とリンクすることによって、最高の能力が発揮できるように大脳を作ったのです。情報の真贋を見抜き、正しい決断を下し、また激しい感情に流されない知性が、ヒトに等しく与えられることになっていたわけです。
ところが、現実にはそうなってはいません。頭脳知に頼るあまり、腸管内臓系からの「声」が聞こえなくなっている…それが現代人なのです。
天才・英雄と呼ばれる人たちは、「腸管内臓系」の力をフルに引き出して創造的な仕事を成し遂げました。しかし、それはあくまでもごく一部分でしかありません。ほとんどの人において、腸管内臓系の力は「眠った」ままになっているのです。

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