「足芯呼吸」で、細胞レベルの生命エネルギーに満ち溢れた身体を創る①
西野流呼吸法の基本となるのが「足芯呼吸」です。
足の裏から息を吸うという秘訣を発見してから、私は足の裏に意識を置いて深く静かに吸う練習を繰り返しました。するとエネルギーが足の裏から入り、細胞を通じて脚の中をゆうゆうと上がるのが分かりました。実際には鼻から息を吸っています。しかし、意識を足の裏=足芯に置くことで、単なる肺呼吸が全身による細胞呼吸へと変わっていくようになります。一日数時間、呼吸だけの研究を長い間続けました。ひと呼吸が長くなり2、3分かけて気持ちのよい足芯呼吸が出来るようになり。
最初のうちは、葦の裏から数回呼吸しただけで汗をかきました。バレエ時代に厳しい練習を積み重ねていたおかげで、合気道の猛稽古でもほとんど汗をかかなかった私が、ただ呼吸をしただけで汗だくになるのが何とも不思議でした。
私は、足芯呼吸をしながら、可能な限り身体を緩め、捻じっている時、突然、身体がハッと宇宙に放り込まれ、柔らかい手で抱かれるような瞬間を体験しました。その瞬間、自分の身体を構成している60兆個の細胞一つひとつが感じ取られるような気がしました。また、細胞たちが語りかけているようにも思えました。
西野皓三│足芯呼吸①
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