古歩道│最も多い死因医原病②

医原病とは何か。ウィキペディアには、こう記してある。
「医療行為が原因で生ずる疾患のこと。医源病、医原性疾患も同義」
病院で治療を受けた結果、それが原因となって病状を悪化させて死病したという意味となる。院内感染や投薬ミスなどの医療過誤、診断や処置を間違えるなどの医療ミス、医療関係者の技術的落ち度からくる医療事故、他にも薬害、医薬品の副作用、医療器具の不具合なども含まれる。
まどろっこしい言い方はやめよう。
アメリカ最大の死因は「医者」なのである。
全米3位と見積もったスターフィールド医師は、その調査報告の中で「少ない数値が出やすい状況での調査結果だ。別の調査方法を採用していれば数値はもっと高くなっただろう」と認めており、医原病の死者数を78万人と見積もったゲーリー・ヌル博士の数値は、かなり信ぴょう性が高いのである。
全米で78万人。凄まじい数字である。ちょっとした大都市が、毎年、一つ、医者によって消滅している計算となる。言い換えれば、500人乗りのジャンボジェット機が毎日、アメリカの床かで4機、墜落事故を起こしているのと一緒で、「病院」に行くというのは、毎日、墜落するジャンボジェットに乗り込むのと同じリスクという計算になる。
ある特定のジャンボジェット機が毎日4機、必ず墜落していたら、果たして人々は、そのジャンボジェットに乗るだろうか?まともな人なら別の移動手段を考えるはずだ。
ところが最初に述べたように、私たちは「医原病」という言葉すら知らなかった。ましてや、その死因第1位という事実すら知らされていなかった。
ここに医療問題の抱えている深い「闇」があるのだ。

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