古歩道│米英の実体④

薬物反作用で死ぬ人は年間10万人と予測される(CNN)
毎年、処方箋あり、および処方箋なしの薬の逆反応でアメリカ人10万人が死亡し、210万人が深刻な障害をこうむっている。研究者が発表した。
そういう反応は…処方ミスと薬物濫用は含まない…米国の死亡原因の中で少なくとも6番目に位置する。心臓病、がん、肺疾患、脳卒中、事故に次ぐ。アメリカ医学協会の雑誌に掲載されたレポートによる。
「深刻な逆薬物反応はしばしば起きている…一般的に認識されているよりずっと多い」と研究者は言う。
トロント大学の研究者たちは、39編の研究を検証し、1994年に米国の病院でざっと10万6000人が薬への悪い反応によって死亡したと推計した。

銃で死ぬ人の3倍が医療ミスで死ぬ
何年にもわたって、アメリカ医学協会、病院、医学雑誌、それにいろいろなヘルス・ケア・グループが銃の規制法律を強化するよう太鼓をたたき続けてきた。
われわれの中にも銃保持者の厚顔無恥を指摘した人もいる。健康統計のナショナル・センターの公式数字によれば、銃の事故で死ぬ人の2倍以上が毎年医療事故で死んでいる。
昨日、国際科学アカデミーの一機関、薬物研究所が出した報告書によれば、毎年医療ミスによるし死者数は総数98000人に及ぶだろうという。銃による事故死・殺人・自殺のおよそ3倍になる。
研究報告によると、医療ミスが国に支払わせるコストは年に290億ドルで、おそらく死因の5番目に位置する…心臓病、がん、脳卒中、肺疾患に次ぐ。
その98000という統計は、毎年自動車事故で死ぬ人の2倍以上である。

看護ミスで何千人も死んだり損傷したり(『トリビューン』記者)
たくさんの不適切な訓練を受けた看護婦が毎年何千人もの患者を死なせたり損傷させたりしている。病院が最低線の安全を犠牲にしているからだ。『トリビューン』紙が明らかにした。
1995年以降、少なくとも1720人の患者が病院事故で亡くなり、9584人が損傷を受けた。米国の病院で日常茶飯事のスタッフ・カットや経費削減のもと、国中で起きている資格のある看護婦たちの、作為あるいは不作為の結果である。

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