古歩道│米英の実体⑥

オーストラリア人の5人に1人が薬と医療過誤により死亡(『英国医療雑誌』2000年11月11日)
BMJ(英国医療雑誌)は、ニュージーランドの国家商品協会代表で、ニュージーランド健康省傘下、医療過誤にアドヴァイスする
ワーキング・グループのメンバー、ロン・ローからメールを受け取った。それには、薬や医療過誤が原因の死亡に関する有益な情報が書かれていた。
オーストラリアとニュージーランドにおいて、医療過誤による死亡率、および、適正な診断と適正な医薬処方による死亡率も記してあった。それを読むと、米国だけがこの問題で孤立しているのではないことを思い出させた。
以下の統計と事実を引用している。
オーストラリア政府当局のレポートが明らかにしているのは、オーストラリアの全死亡の11%は、病院の、回避可能な医療過誤が原因である。およそ、9人に1人にあたる。
非公開の診療による避け得た死亡に、適正な診断、適正な処方、適正な投薬によっても生じた死亡を足し算すると、なんと19%に達する。5人に1人が病院で死んでいることになる。
ニュージーランドにおける数値もまったく同様である。
ロー氏は続ける
「ニュージーランド第2の都市(クライストチャーチ)でも同数・同率が死んでいる。過去10年で見ても、オセアニア全体、またニュージーランド最大の都市オークランドでも同様である」
他の例。過去10年で西洋医学診療による死者は500万人(ヨーロッパ、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド)に達し、2000万人が死んだり不治の障害を負ったりしている。まるで戦地にいるようなものではないか、
さらに別の例。これらの避け得た死亡による経済的インパクトは、およそ1兆ドルである。
これらの死亡のうち、医療過誤と見なされて公の統計に記載されるのは、たった0.3%にすぎない、と彼は記している。

繰り返すが、これが私たちの住む世界の現実なのである。