古歩道│NP制度①

ナースプラクティショナー制度で医師不足は解消する②
日本医師会と日本の医学界が「医師不足」の状況を作り出しているのは、「ナースプラクティショナー」を絶対に認めないことが証明している。
ナースプラクティショナーとは、アメリカで導入している制度で、日本語に訳すとすれば「医療看護師」となろうか。わかりやすく「アシスタント・ドクター」といってもいいだろう。軍医でいうなら「衛生兵」がこれに当たる。日本では医介輔と呼ばれている。要するに看護師さん、衛生兵に、ある一定の医療行為を任せる制度のことで、たとえば5年から10年のキャリアを積んだ看護師や衛生兵が対象となる。
専門の勉強をしてもらい、医療行為の資格免許を交付する。数年ごとの免許更新の時に研修を義務づけているので、一回、医師免許を取れば、一生の資格となる医師よりも知識、経験、技術も優れているぐらいだ。
こうしたナースプラクティショナーは、アメリカでは「ホームドクター」となる。小さな町で開業して訪問診療、いわゆる「往診」を専門にやってくれるのだ。今、アメリカのナースプラクティショナーたちは、「モルヒネ」の扱い許可を求めており、それが許可されれば、末期がん患者や高齢者の在宅療養が可能となる。

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