古歩道│大麻を奪った②

ロックフェラーが人類から大麻を奪った②
こんな、とんでもない政策をアメリカ国民が受け入れたのには理由がある。
1929年の世界恐慌後、アメリカ経済は大胆な財政出動によって1934年までに、一旦、持ち直した。ところが、なぜか1937年、再び恐慌状態に戻ってしまったのだ。当然、市民は再度の財政出動を期待する。が、政府には予算がないといい、それで「大麻の独占権を政府に与えろ。そうすれば何十億ドルの収入になり景気回復策もできるだろう」と脅かされれば、アメリカ国民も受けざるを得なかったのだ。
実によくできたストーリーであり、こんな芸当ができるのは、それこそロックフェラー一派ぐらいであろう。
そう、ロックフェラーは、人類共通の宝であった「大麻」を個人所有の私物に変えてしまったのである。
その後の経緯を簡単に説明しておこう。
まず、太平洋戦争で敗戦した日本では、GHQの占領下のなか、1948年、大麻取締法が制定された。縄文時代から使用されてきた大麻が「悪」となったのである。
アメリカでは、1960年代、アメリカ最高裁判所によって「マリファナ課税法」は、憲法違反という判決が下されることになる。それで課税が禁止されたのではない。むしろ、反対となっていく、マリファナの使用を制限するために「薬物リスト法」がニクソン大統領の下で制定され、1970年代初頭、マリファナの使用は、全面的に禁止になった。
しかも工業大麻の栽培は、忘れさられ、マリファナは、薬物リスト法のもと、正式に「薬物として価値のない物」と宣言された。それだけでなく大麻は、「幻覚剤」として定義され、禁止薬物リストに掲載された。