言霊百神|はしがき①

言霊の冊子が出来た出来たんだ 出来たんだよと大空に叫ぶ
一年近くの間に毎月少しずつ書いては謄写版に刷って来た「古事記百神」の講義は本号を以て一段落した。
言霊を離れて日本を説き神道を語ることを得ず、布斗麻邇を学ばずして人類の哲学宗教を語ることを得ない。キリストは神の子羊として再臨し、仏陀は下生することが約束されているが、その所謂救世主の実体として改めて世界に齎されるものがすなわち三種の神器であり、神即言葉の原理であり、摩尼宝珠と言われるところの「言霊百神」の道である。
ここに嘗て先師山腰明将氏、武智時三郎氏に就いて学び、更にみずから新たに思索して得たところをまとめ上げて、不完全ながら此の百神の原理の一通りの解説を予定通り終えることが出来た。手製の粗末な謄写版刷りのプリントであり、もとより内容を充分に尽し得たものではないが、三千年来秘密に附されて、全人類の渇仰と待望の的であった精神の宝がいよいよ世界に現れることとなる。出口のない袋小路の超世紀末的どん詰まりにひしめきもがき合っている現代物質科学文明、覇権主義、帝国主義の生存競争の世界を永遠の生命の道に渡す指導原理の入門書としての差当っての役目を果たすことだろう。「末の世の麻の乱れは草薙の太刀よりほかに釈(と)くものぞなき」と古歌にある。神も魔も、資本主義も共産主義も、キリスト教も仏教も斉しく人類精神の完成された原理である百神の法に遵わねばならぬ時である。プリント一から九までを一冊に綴じて、少部数だがパンフレットの形にして置いた。お申し出くだされば、なるべくお目に懸かってお話を伺った上で差し上げる。

2021年4月
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