古歩道│あとがき③

企業は、ある意味、利益の追求のためにはなんでもする。人を殺すほうが儲かるなら、殺すほうを選択する。人が健康になるほうが儲かるなら、健康にするためになんでもする。企業のその体質を利用してしまえばいいのだ。
巨大な製薬メーカーは、無駄で効果のない自称「医薬品」の開発ばかりを行い、ろくでもないことばかりに頭脳と力を使っていた。
たとえばオリンピックで問題となるドーピングの技術は、アンチエイジング(加齢対策)という新しいジャンルを生み出した。ならば、そうした若返りのクスリ、記憶が良くなるクスリ、体力が向上するクスリ、頭髪がフサフサになるクスリ、肉体があれこれとパワーアップする能力向上型のクスリを、その持てる力と頭脳で、どんどん、開発すればいいのだ。
また、化学メーカーという側面も活かして、汚染された土壌、大気、海洋などの環境対策などに乗り出してほしい。環境対策に貢献すれば、当然、その社会は健康な人が増える。税率が下がるのだから、放っておいても環境ビジネスに乗り出すことだろう。
私たちの社会は、そうした「役に立つ」貢献に対して、どんどん、「逆インセンティブ」をかけてコストを支払うシステムを導入すべきだろう。
人々が健康になればなるほど「金儲け」になる。
今の人殺し医療を救う処方箋は、たったこれだけなのである。
2013年3月
ベンジャミン・古歩道

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