言霊百神|開闢(中今の意義)②

高天原
ここでは精神界、法界、または本体界と云うほどの意味に取ったらよい。この言葉は用いる時と所によって夫々多少の意義の相違がある。一塵も止めぬ清浄無垢な「空」と言われる全大宇宙の境涯即世界、及びその「空」の内容である実在実相が組織された完成体が形而上の高天原である。そしてその高天原の原理を把持し教伝し、それを以て文明を指導する世界の教庁、政庁である本来の日本の朝廷(あさにわ)が形而下の高天原である。高天原の語源は「天津太祝詞」五十音図上段の音の配列である「タカマハラナヤサ」にある。故にこれをタカマハラまたはタカアマハラと訓(よ)むことが正式の読み方である。