成りませる神の名(みな)は
「なる」と云う大和言葉は成、熟、生、鳴等の義に解せられる。漢字が輸入された後、聖徳太子はこの様にして五十音神代仮名表音文字に漢字の榜(ふりがな)を附して、その意義を限局して顕わした。『古事記』を読むにはそれを構成している漢字を一旦元の大和言葉に還元して、その広汎な包括的な意義を見ていかなければならない。神の生成を客観的な「それ」の問題と考えず、自己内面の霊性の自覚とその自己表現である言語(言霊)の発生と観て、「なる」という言葉に鳴と云う字を榜にすると、此処の所の理解が出来る。
言霊百神|開闢(中今の意義)③
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