言霊百神│島生み⑤

隠岐(伎)之三子島(嶋)
また(亦)の名は天之忍許呂別(あめのおしころわけ)
言霊オ、エ、ヲ、ヱの世界。すなわち天之常立神、国之常立神、宇麻志阿斯訶備比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)、豊雲野神(とよくもぬのかみ)が納まる宇宙の宝座。隠岐とは隠神(かくりがみ)の岐(分)れのこと。岐を伎(わざ)と書いても意味が取れる。天之御中主から数えて三段目に当るから三つ子である。忍許呂別は大いなる心を分けた区分と云う事である。言霊オ(ヲ)すなわち悟性、経験智、純粋理性と言霊エ(ヱ)すなわち理性、叡智、実践理性とは人間知性の大きな代表的な心である。このオ、エにウすなわち現識、五感感覚を加えた三つを三智(道)と云う。この三つの罔象女(三つ葉の目)と云い、やがて天照大御神、月読命、須佐之男命の三貴子である。

2024年9月
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