言霊百神│島生み⑪

次の津島以下の三島は大事忍男神以下三十二神、すなわち岐美二神の交流によって生まれた三十二子音に関してはその神名の条で改めて述べるが、概説すれば、
㈠天名である先天(アオウエイ・ワヲウヱヰ)が知性(ヒチシキミリイニ)の活らきによって頭脳中の脳波の振動である真名(未鳴、理念)として発現し
㈡その未鳴が言語すなわち神名(仮名)として発声され
㈢次にその言語である万事万物の名が耳に聞かれ
㈣その名が再び頭脳中の真奈すなわち理念に還元自覚されるに至る

すなわち(天名)→真奈→神名→真名(理念→言語→理念)と云う一連の「まかない」の往還循環の過程である。この往還はすべての人間が日常の刹那の間に行いつつある実際の岐美二神の交流産霊(こうりゅうむすび)の内容であって、この道程の中に主体としての人間知性顕現活動の全貌が存するのである。

2024年4月
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