(津島)
扨て以上タテヨツテヤユヱケメの十神、十音の生成順序を考えると、頭脳の思索軸枢である石土、石巣の天之真奈井から、風は風、木は木、すなわち岐と美、霊の作用と肉体の作用が夫々の分担を保ちながら、神名(言語)となるために段々と現象界に降って来て、口腔にまで来た状態を示すもので、この十神をひとまとめにして締めくくった宝座が前述した「津島、またの名は天之狭手依比売」である。津は港であって、真奈が神名として出て行く段階である。
天之狭手依とは狭き所から出て来て寄り会うことである。初め全法界、全宇宙に漂っていた空漠渾沌、杳冥綿邈たる先天天名が後天真奈となって、真奈井から出て来て、それが言語神名として寄り集まって具象有音化される状態を咒示象徴してある。
言霊百神│種智⑦
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