言霊百神│しめ縄⑤

すなわちそれは頭脳の真奈井から出た未鳴が音声と云う現象となり、更に再び真奈に戻る往還の過程であって、この過程が「一念」である。それは人間の霊魂、精神として存在し活動する神が意志して事象を生み、その事象の名を改めて神が聞召し知食す過程である。「神光あれと言ひたまひければ光ありき。神光を善しと観たまへり…神蒼穹(かみおほぞら)を天と名づけたまへり…神乾ける土を地と名づけ、水の集まれるを海と名づけたまへり、神これを善しと観たまえり」(『旧約聖書』「創世記」第一章)とある。まこと神言ひたまひければ光が生まれた。神は天を天、地を地、海を海と名づけ、それを善しと観給うた。宇宙の創始はすなわち言霊の創始である。モーゼが説いた所は神道そのものである。