言霊百神│しめ縄⑦

この循環は云わば映写機のフィルムの回転のようなもので、これが宇宙と云う広々としたスクリーンに写った映像を森羅万象である。我々はその映像を見て喜怒哀楽、栄枯盛衰、利害得失に迷ったり、神仏とか霊魂とか云われるものの実体をその映像の中に捕まえようとして見当外れの無駄骨折りをするが、その映像が現われる根源と経路は宇宙(天名)→脳髄(真奈)→発声器官(言語)→脳髄→宇宙と瞬間に回転する生命の知性の活動である。神道は生命の主体、能動体であるその映写室の活動を捕えたものである。これを「天照大御神、高御産巣日神」の道と云う。これと反対に向こうに見える映像である森羅万象と取り組んで、その原理を感覚(ウ)と云う基盤の上に捕えて抽象するのが「須佐之男命、神産巣日神」の正系の道である科学であって、その科学はまだ神道のように正確な答えを出していない。