言霊百神│しめ縄⑪

キリスト教ではこの仮初(かりそ)め言葉である蛇(くちなわ)にイヴが誘惑され、そのイヴがアダムを誘って知慧(知識)の樹の実を食ったために、エデンから放逐されて、生命の樹の葉の道すなわち神の言葉の道を断たれと説かれる。それは人類が素直な幼児の心のままで天与の麻邇すなわち神の口より出ずる言葉であるマナによって生きる生活から離れたことであり、宇宙の全局先天に立脚する言葉を忘れたことであり、途中から部分的な所から出て来て、言葉自体に根拠と原理のない断片的な言葉を用いることである。知慧の樹の実体は経験であり、知慧の樹の実とは各自の経験を夫々勝手な方法で表現した原理のない言語のことである。