第二の声聞位の人は所謂インテリゲンチャであって、民衆のものである感覚言語を用うると共に、その上に学術語である抽象的概念を使用する。然しこれ以上の言語を持たない。
第三の縁覚位の人は所謂宗教家、芸術家であって、この級の人は右の感覚的言語と抽象的概念の他に自分自身の純粋感情の表現として詩や歌を用いることを知っている。
第四の菩薩位の人は感覚語、抽象語、詩の三つを自由に使用すると共に、言語を行為実践の自己軌範とする。カントはこの境涯の言語を「道徳の至上命令」と称した。
言霊百神│境涯と言語②
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