御刀の手上に集まる血、手俣より漏(き)出て、
成りませる神の名は、闇棜加美神(くらおかみのかみ)
次に闇御津羽神(くらみつはのかみ)
血すなわち道理が手の俣、指の間から洩れて出て来ると云うのは巧妙な表現である。人間は宇宙の諸法空想、諸法に就いて時間、空間、次元、或いは数量、質料、価値、順序等々のあらゆる関係を取扱って行く方法として十拳剣の十数を使用する。十数の実体は十言霊であるが、その操作は十本の指の屈伸開閉によってなされる。これを御手繰と云う。すなわち道理は手指(しゅし)によって数えられるから指の俣から現われて来る形となるわけである。
言霊百神│境涯と言語⑨
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