言霊百神│黄泉国⑦

伊邪那岐命 語らひたまく、
愛(うつく)しき我が汝妹(なにも)の命(那邇妹命)、吾(、)汝と作れりし国、
未だ作り竟(を)へずあれば(、)還へりまさね
と詔りたまひき
岐美二神は宇宙の万象、空相実相の自覚と表現である言語の道を産んだが、これだけで「漂へる国を修理固成」する人類文明建設の大神業が終わったわけではない。そのためには更にその言葉即道の発揚と活用をもっと深く広い所まで進めねばならず、また更に遥かに歴史的な後世である現代に於て妻神の伊邪那美神自身の神業である客観世界の学問、科学の完成を待たねばならぬ。精神文明と科学文明はやがて完成される人類文明の表裏であり、車の両輪である。