言霊百神│黄泉国⑩

この伊邪那美神と黄泉神とのあげつらい、すなわちその黄泉国に於ける原理の検討はこの時だけで済んだことではなく、間もなく伊邪那美神自身が黄泉津大神となって、この後長く数千年間に亘ってすっと研究が継続され、遠く降って今日に及んでいる。その現代に於ける黄泉国は伊邪那美命の後継者である須佐之男命、大国主命の経営によって、まさに客観科学文明の黄金時代を実現しつつあるが、その昔の伊邪那美命の頃の予母都国の文化は未だ全く混沌たる和久産巣日の萌芽時代であったから、視てはいけないと云ったわけである。