頭(みかしら)に(は)大雷(おおいかづち)居り、胸には火雷居り、腹には黒雷居り、陰には拆雷居り、
左の手には若雷居り、右の手には土雷居り、
左の足には鳴雷居り、右の足には伏雷居り、
并わせて八くさの雷神(八雷神)成り居りき
雷は五十神土であるから、言葉を土に記した文字である。但しこの場合の雷は黄泉国の文字である。『竹内文献』の中には様々な外国文字の形態と作り方の原理が伝えられている。すなわちそのウ字にもそれぞれの原理があるので、その種類を区別して八種(やくさ)の雷神と云ったわけである。前述の象形、会意等の種類がそれに当るわけで、この黄泉国の八雷神は日本の表音神代文字の原理である八つの山津見神とは別箇のものであって、岐美二神の創造の内容である正系の百神の中には数えられない。
言霊百神│黄泉国⑮
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