言霊百神│黄泉国⑯

ここ(是)に伊邪那岐命(、)見畏みて(、)逃げ還ります時に
黄泉国の渾沌未開発の状態、業縁流転の有様を見て畏れをなして伊邪那岐命は逃げ還って来た。

そ(其)の妹伊邪那美命、吾に辱見せたまひつとまを(言)したまひて
黄泉国客観世界の文明を完成することが伊邪那美命の独自の使命であるのであるが、その頃は歴史的に云うならば凡そ現代から七、八千年以上も昔の事であるから、まだまだ世界に碌な学問はまとまっていない。その状況を夫神に見られたのであるから伊邪那美命は恥ずかしく思った。