「神即言葉」の言語の原典である五十音図は縦横に区劃された田の形に組織される。この田の原則を乱すことが須佐之男命の罪である。高天原天界の言語の法則を乱す形而上の罪であるから天津罪と云う。須佐之男命の天津罪をキリスト教ではアダム、イブの原罪と云う。すなわち「生命の樹の葉の道」、すなわち「言の葉の道」であるエデン(営田、みつくだ)の法則を破る罪である。斯くてその後数千年間にわたって地上の漂泊を続けて来た人類が、その間に成し遂げなければならぬ事業である科学を完成して、エデンの楽園と云われている元の統一と調和のある地上生活に還る道は、途中に於て故意に、そして方便のために乱された言葉の原理と法則を回転再現して、その初めの唯だ一つの言葉(ロゴス)に還ること以外にはない。
言霊百神│原罪(天津罪)②
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