かれ(故、)そ(其)の謂はゆる(所謂、)黄泉比良坂は、 今(、)出雲国の伊賦夜坂となもい(謂)ふ 黄泉比良坂は外国の言語、文字、思想の原理であって、それは頭の中に雲のように浮かび出て来る様々な理念(出雲)を麻邇を用いずして表した言葉であり、またそうした言葉(伊賦)思想を表わす文字(夜)の性質(坂)と云うことである。