言霊百神│ヨブ記④

盟(うけ)ひて曰はく、族(うから)離(はな)れなむ。又曰はく、族負けじ…(『日本書紀』)
族離れなむは「私達は夫婦別れをしましょう」と云う絶妻之誓(うけ)いであり、族負けじは「千頭絞(くび)り殺さむ」「千五百産屋立てむ」の争いである。更にこの時「乃ち唾(つば)く時に化出る神の号(な)を速玉之男神と曰ふ。次に掃ふ時に化出る神の号を泉津事解之男神と曰ふ」とある。唾(椿)は続く言葉の気であって、速玉之男神は前述の甕速日神(みかはやびのかみ)、樋速日神(ひはやびのかみ)の義に近く、伊邪那岐命が投げた蒲子(えびかつらのみ)と笋(たかむな)に当ろう。泉津事解之男神は黄泉国外国すなわち世界中の言葉や思想の意義を判断理解(事解、言性)する原理を云うことで、すなわち千引石(来名戸の祖神)の活用と考えられる。