言霊百神│禊祓(一)⑦

その人類の思惟を全一としてまとめる最高の道法すなわち道の鏡であるのが布斗麻邇である。また逆に云えば布斗麻邇は人間の思惟がそれを以て構成され、其処から出て来る思惟の原素であり根拠である。この布斗麻邇は誰か個人が一人で考えたものではない。人類の遠い祖先の神代の覚者神人達、仏陀達、救世主達が多数集まって、宗教的には五劫十劫と云われる長い年月を費やして完成し得た所のものである。その完成の代表者の名を原理的に神道で伊邪那岐大神と呼ぶだけのことである。その完成の道程は科学が今日の域にまで到達するために過去数千年の歴史を通じての研究努力を要したことと似ている。