この第六の段階の最後は天照大御神、月読命、須佐之男命の出生として述べられてある三貴子の三命(三置、三知)の体系の完成である。仏教で云う阿耨多羅三藐三菩提はこの三つの体系を指すものでなければならない。人間の知性活用の三態であるウオエの三つの先天に従って宇宙世界を三分して統治し運営する道の誕生である。