言霊百神│百神構成の概括⑥

この時、『古事記』冒頭の先天の出発である天之御中主神より末尾の文明の実際の経営担当者である須佐之男命までに出現する神、すなわち原理、原律、原法がきっちりと百個存する。この百神の原理を形而上と形而下に取り扱う教庁すなわち政庁を百敷の大宮と云う。この百から生まれた道の典型を桃(百)子三つと云う。すなわち三貴子である。この三貴子の原理を運営して世界の文明を無始から無終に亘って経営する責任者を天津日嗣天皇(仁仁杵命、邇邇芸命)と云う。またこの百箇を二つに分けて原理原律である五十の言霊麻邇を祭り示した宮を五十鈴(いすず)の宮と云い、原法である五十の操作法を祭った宮を五十神(石上、石神)と云う。

2024年4月
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