この(是)に上瀬は瀬速し、
下瀬は瀬弱しと詔りごちたまひて、
初めて中瀬に降り潜(かづ)きて、滌(そそ)ぎたまう時に
禊祓の前段である身削ぎ払霊の消極的な操作が終わって、その後段の霊注(滌)ぎ張霊の積極的な操作が開始された。主客、自他双方である宇宙大身からその罪穢れである余計なもの、重複したもの、足りないもの、不明瞭なもの、順序の整わぬもの等の不完全な部分の悉くを身削(殺)ぎ払霊したから、これによって完全に祓い潔められた精華として、その結論として、その麻邇即宇宙身としての内容がどのように意義と価値を発現発揚して来るか、そして大自然に代わって此の宇宙の文明の経営に任ずる人間として、如何なる立場に於て自己自身であるその宇宙身即麻邇を運営すべきか、この最後の問題の解決とその操作がすなわち霊滌ぎ張霊である。
言霊百神│禊祓(三)①
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