私の言霊体験㉗

神や悪魔は人に心の中に存在する。だから人により見えたり見えなかったりするのだ。心は生きる主体が育てたものである。それを現したものが言葉であり、作り上げたものが人類の文明である。われわれの世界は自然と作り上げた物により作られたものである。だから大切なものは言葉である。言葉は人の認識できる物を言葉に置き換えたものであり、言葉に置き換えることができなければ考える事もできない。だから言葉を教えることが教育であり、言葉を活用する事により文明を作り上げている。その言葉を使って私利私欲を追求すれば、人は分裂する事は避けられない。なぜなら言葉は社会生活を維持発展するための道具であり、私利私欲とは相いれないものであるからだ。人は利潤追求よりも社会的な評価のほうが嬉しいしそのために命を懸ける事は出来る存在であり、利潤追求のために命を懸ける事はそもそも間違っているので、できないのである。
資本主義は共同体を分裂させ、各個々人を自立させるには積極的意義はあるが、個人を重要視しすぎた私利私欲の精神の最終段階は戦争であり、戦争はすべてを破壊するので間違いである。人間であれば戦争ではなく話し合いで解決すべきである。
 これもバランスの問題である。集団の利益も個人の利益も共に大切である。

2024年4月
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