自然のなかには気が満ちあふれている
気は人間が生きていくのに欠かせない生命エネルギーです。むかしの中国の医学書で、人間の命はすべて気に依存しているのだといっているほど重要なエネルギーです。
けれども、それは人間の体内にだけ存在するエネルギーではなく、われわれ人間をとりまく自然、それも動物だけではなく、樹木も花も、すべて命あるものに存在し、しかも命あるものを存在させている生命エネルギーなのです。
これは人間と人間をとりまく自然とは決してべつのものではなく、人間は自然の一部であり、自然のなかで生かされている生物の一つなのだという考え方が底に流れているのだと思います。
もちろん、この考え方は、古代の中国人の素朴な自然観、世界観からはじまったものです。しかし、素朴でありながら、実に的を射た考え方だったのではないでしょうか。それは、私のように気の存在を前提にした理論にもとづき、医療の現場で治療にたずさわってきた者が常に感じてきた偽らざる実感なのです。そして、またこの本を読んでひとりあんまを試してみる読者のなかにも、そのような感慨を抱くことになる方がいらっしゃるのではないかと思います。
中国秘伝ひとりあんま気功⑥
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