床板

 伊勢神宮の内。外宮の正殿の構造で明らかに相違しているものの一つに床板の張り方があります。内宮は床板が南北の方向に張られているのですが、害宮は東西の方向に張られている事です。この違いは何を意味しているのでしょうか。
 古事記の「天の岩戸」の章を見ますと「天照大神の忌服屋にましまして神御衣織らしめたもふ時に…」と書いてあります。天照大神が織っていらっしゃる神御衣とは何でしょうか。それは時間を経に、空間を緯にとって織りなして行く人類文明創造の歴史のことを言っているのです。
 内宮の経と外宮の緯が相交わって天照大神が行う人類歴史という壮大な織物が織られ、創造されていきます。内宮と外宮併せて伊勢神宮と呼ばれる理由を御理解頂けたことと存じます。