ナチュラル│知性ではなく感性で食べよう

1.知性ではなく感性で食べよう
 味覚と臭覚は何が体にいいかを教えてくれる優秀なガイドである。それを信用することだ。感覚を磨き、感覚に注意を払って、体の智慧に耳を傾けることだ。嫌いなのに「体にいい」からと考えて食べたとしても、体の智慧に耳を傾けたことにはならない。嫌いなものを、誰かに「体にいい」といわれて食べるのは、なおさらのことだ。何よりも自分の感覚に訴えるもの、体が喜ぶものを食べるべきだ。食べることは人生の偉大な快楽のひとつであり、たとえ現在好んでいる食べ物をやめる気になったとしても、楽しみを犠牲にするような食生活をはじめるなら、健康とはいえない。

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