ナチュラル│食物を幅広く食べよう

食物を幅広く食べよう
 食べるものの種類をふやすことは二つの意味で健康を守るのに役立つ。第一は、必要な栄養素がすべて確保できるということだ。いつも同じものを食べていれば、必要なビタミンやミネラル類などが確保できずに、自分で自分に釣銭をごまかしているような結果になる。最高の健康を維持するのに必要な栄養素がすべてわかっているわけではない。たとえば亜鉛が欠乏するとどうなるのかが分かったのは、つい最近のことだ。政府機関が定めた一日に必要な炭水化物・脂肪・タンパク質・ビタミン類などの数値を暗記することはない。いろんな種類のものを食べればいいのだ。
 第二に、食べ物の種類をふやすことは、体によくないものを食べ過ぎないための最良の方法である。天然の食物であれ加工食品であれ、われわれが食べているものには驚くほど多くの毒素が含まれている。セロリ、香味野菜のバジル、西洋マッシュルーム、ヒヨコ豆を初めとする多くの野菜には、天然の毒性がある。すべてではないが、それらの大部分は加熱調理をすることによって毒性が失われる。それが生食療法にたいする強い異論の根拠になっている。健康食品の愛好家のあいだで人気のあるアルファルファもやしにもカナヴァニンという天然毒が含まれていて、それは明らかに有毒である。だからといって、アルファルファを食べてはならないということではない。命日続けて食べるのは賢明ではないということだ。ピーナツとピーナツバターにも、たいがいはアフラトキシンの残留が見られる。ピーナツなどの種子類につくカビがつくる、強力な天然の発ガン物質である。だからといってピーナツバターを食べるなというわけではない。四六時中、ピーナツバター類ばかり食べるのはよくないということだ。