ナチュラル│食事と健康Q&A.01

Q…最近、食物繊維が大事だという話をよく聞きますが、どんな食物からどのくらいとればいいんでしょうか。
A…われわれが食べる植物性食品の中で、消化しにくい成分のことを繊維といいます。昔の栄養学では「不消化物」といって、栄養価がないから価値がないと考えられていました。繊維をとっていない人が、慢性病になりやすいことが分かってきたので、繊維ブームが起きたわけです。繊維食を沢山食べる人の方が、食べない人より腸の働きがいいことには間違いありません。繊維は腸の内容物のかさをふやして、排便をスムーズにします。食物繊維を増やすには、果物・野菜・全粒穀物を沢山食べることです。
 一口に繊維といいますが、じつは、化学構造と水に溶ける度合いによって五種類のタイプがあります。五種類は二つに、不溶性と水溶性に分かれます。不溶性のグループに三つ、セルロースとリグニンとヘミセルロースです。不溶性の繊維がどんな働きをするかはまだよくわかっていません。水溶性にはグム質とペクチンがあります。樹皮やまめ科の植物からとるゴム質はさまざまな加工食品の添加物として使われ、歯ざわりや舌ざわりをよくするという働きをしています。