セックス嗜癖
われわれはできるだけたくさんの性体験とオーガズム体験をもつことが健全であり、望ましいことだと信じ込まされているので、強迫的なセックスという問題が見えにくくなっている。多くの人が自分は性体験が少ないと感じ、性体験の多い人を羨ましく思っている。
薬物や食物と同じく、セックスも強力な意識の変容をともなう。オーガズムの瞬間には高次のリアリティかいま見、かぎりある自己を超えた<つながり>の感覚を味わうことができる。世俗的なレベルにおいても、セックスはストレスや内部の緊張からの一時的な解放感を与えてくれる。当然のことながら、人間はセックスの脅迫的な関係になりがちであり、他の刺激物と同じように、内部の虚無を埋めようとして努力すればするほど、満ち足りた思いが遠のくのを見出すことになる。
セックスがいいものなら46時中して何が悪い、という議論もある。しかし、何かに熱狂的に傾倒することは、それが比較的無害なものであっても、われわれの自由を制限する。精神的・身体的なエネルギーの多くをひとつの方向に固定し、人生の他の経験を味わうことが出来なくなる。おまけにエイズが流行している現代では、複数のパートナーとのセックスは危険を招くことになる。かつては深刻な脅威というよりは「困った事情」程度だった性病が、もはやそうは言ってられなくなったのである。軽度の性病でも、長い間には生殖器がんのリスクを高め、免疫を低下させることにつながる恐れがあるのである。
◎性行動はあまり頻繁におこなうより、適度の頻度が望ましい。
◎性行動の結果に注意を払うこと。多少なりとも孤立感を感じなかったか。多少なりとも他者や高次の自己とのつながりがもてたか。
◎健康な性生活を送っている人と付き合うようにする。
◎沈殿者を助ける12ステップ・プログラムがある。
ナチュラル│悪い癖を治す.4
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